まるまる宣言!

マイナス思考をやめたい!宣言すると変われるかも!

コロナ最優先。癌患者の家族は?

今週のお題「会いたい人」

 

私が今、一番会いたい人は叔父です。

 

叔父は「まさか」と思うかもしれないけれど。

 

。。。

叔父は、私の母の弟です。

 

母と叔父の両親(私の祖父母)は5年前に他界しました。

 

元気だった祖母が先に亡くなり、弱っていた祖父が追いかけるように亡くなりました。

 

母は落ち込んでいましたが、祖父が亡くなった直後に、初孫(私の長男)が生まれたので、生まれ変わりとまでは思っていないでしょうが、すぐに明るい気持ちを取り戻すことができました。

 

一方、叔父は独身で、張り合いを無くしてしまったのか、定年前に仕事を辞め、新しい家で一人暮らしを始めました。

 

叔父はとても優しく恥ずかしがり屋の性格で、私が子どもの頃から、子ども相手に隠れてしまうような人でした。

 

なので普段から交流がなく、近況を聞く機会もありませんでした。

 

。。。

そんな叔父の話題が上がったのは今年の3月末です。

 

テレビの速報で志村けんさんがコロナウイルスで亡くなったことを聞き、ショックを受けた私は、両親や祖母(父方の母)が心配になり、実家に電話しました。

 

すると、ちょうどその日、母が骨折して入院したとのこと。

 

慌てて母の携帯に電話をしました。

 

どうやらお風呂場掃除の時に転んで、足を複雑に骨折してしまったそうです。

話を聞くほど深刻で、私も泣き出しそうになってしまいました。

 

しかし、母はそんな自分よりも心配な電話を、今日受けたと。

 

 

叔父が重度の大腸癌になった。。

 

 

手術の難しい場所に腫瘍が出来ていると言います。

 


 

独身の叔父は両親を亡くし、頼れる身内は姉である私の母しかいません。

 

その姉が、同じ日に入院してしまいました。。

 

私はすぐに頭の整理がつきませんでした。

 

 

 

お母さん、叔父さん。。

 


 

とにかく病院にかけつけたいけれど、このコロナの状況で面会は出来ないそうです。

 

どうしよう、どうしよう。。

 


。。。

私は普段からしょっちゅう母に電話をしていました。

 


それが、母は入院してトイレへ行くにも自分で歩いて行けなくなってしまったので、簡単に電話ができなくなりました。

 


でもその代わりに、普段は携帯を携帯しない母と頻繁にメールが出来るようになりました。

 


母とメールをしているうちに、心が落ち着いてきました。

 


でも、叔父のことを聞くと、やはり心が痛みました。

 


母と叔父も毎日メールのやり取りをしているようです。

 


お互い手術の日程が決まりましたが、叔父は特に厳しい手術。

 


万が一の場合は母に連絡すると医者に言われたそうですが、駆け付けることが出来ません。

 


いたたまれず、

「私じゃダメなのかな?」

と言いましたが、

 


叔父はこんな姿を見せるのが恥ずかしいと言うそうです。

 


そんなことないのに。。

 


。。。

その後、母も叔父もそれぞれ2回の手術を終えました。

 


母は4月末にやっと退院。

 


叔父は一番大きな手術が終わったそうですが、人工肛門になり、抗がん剤治療が始まり、今も苦しんでいるそうです。

 


父も心配になり、叔父の病院に経過を聞いたところ、「手術は成功。痛いのは我慢するしかない。」と言われたそう。

 


癌の治療は本当に辛いと聞きますが、乗り越えるためには精神力しかないと思います。

 


それを支えるのは多くの場合が家族、大事な人、だったりします。

 


家族のために生きる!

 


という強い気力が必要なのだと思います。

 


母に伝えてもらいました。

 


「私達も応援してる!みんな家族だから!」

 


返事は、

 


「恥ずかしい」

 


とのこと。。

 


でも、いいです。

 


しつこく、しつこく、応援してることを伝えてもらっています。

 


その後、ゴールデンウィーク明けに退院することが出来たと、母が喜んでいました。

 


でも手放しには喜べません。

 


3月末よりもコロナウイルスが蔓延しているこの5月。

 


退院したら、次は入院出来るのだろうか。

適切な時に適切な治療をしてもらえるのだろうか。。

 

 

 

。。。

志村けんさんがコロナウイルスに感染した報道を最初に聞いた時から、胸がザワザワとしていました。

 


そして、あの日の訃報です。

 


多くの人が感染し、特に(あの頃は)年配の方がかかると死に至るケースが多い、と聞いていました。

 


あの頃はまだ緊急事態宣言も出されておらず、若者は「かかっても重症化しないっしょ」とばかりに飲み歩いている時期でした。

 


志村けんさんというお茶の間の人気者が亡くなったことで、この事態が他人事では無いと気付かされたのは、私だけではないと思います。

 


この後、次々に芸能人がコロナウイルスに感染し、亡くなった方も出ています。

 

 

 

私は叔父が心配ですが、今、みんな平等に危機が迫っているんですよね。

 


持病がなくても、ある日コロナウイルスにかかって、あっという間に亡くなってしまうかもしれない。

 

 

 

ステイホーム。

 

 

 

駆け付けられないけど、心は繋がっていたい。

 


叔父とは心にも距離があるけれど、応援し続けて、片道でも繋がっていたい。

 

 

 

発令します。

 


一生懸命、生きます宣言!

 


今週のお題『私の会いたい人』でした。

 

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