なんで自分ばっかり。。と卑屈になる自分を変えたい!
私は子どもの頃から色んなことを我慢するタイプでした。
「いい子だね」と褒められたかったのだと思います。
よく怒られている兄を見て、「私は怒られたくない!」と思って兄の反対のことをしていました。
兄からは「要領いいやつ」と嫌がられていましたけどね。
2人兄弟、下の子あるあるかもしれません。
中高生の時は「優しいね」と言われるようになり、大学生の時は「大人だね」と言われるようになりました。
友達と喧嘩することもありませんでした。
一方で私が感じるようになったのが、
自由に気持ちを伝えられる子が羨ましい。
です。
かっこいいと思いました。
また、喧嘩をした後の友達同士が絆を強めているのを見て、取り残された気分になっていました。
私が他人に対し文句を言わなかったのは、単純で世間知らずだったのが一番の理由ですが、「いい子」と思われたいという意識が幼少期から根付いていたのも大きいと思います。
。。。
それが崩れたのはごく最近。
結婚して、子どもを産んでからです。
結婚したての頃は、夫が家事をしてくれなくても、仕事を手伝わされても、無駄遣いをされても、「仕方ないなぁ」としか思いませんでした。
そんな私を見て夫は「嫌なところが一つもない」と言っていました。
(今の私だったらこの発言にも「何様?」と激怒するでしょう。逞しくなったな。。)
スイッチが入ったのは第一子の出産時です。
陣痛室で私に付き添い尽くしてくれている夫に対し、こんな発言をしてしまいました。
◯いきみ逃しにテニスボールを当ててくれる夫に↓
「もっと上手に押してよ!」
◯携帯を見ながら背中をさする夫に↓
「片手間にやらないで!」
(私の両親に随時報告をしてくれていたらしい)
◯私の唸り声にリズムを合わせたりハモったりする夫に↓
「リズムにのらないで!」
「ハモらないで!」
(これは夫がふざけ過ぎている。笑)
初めてのお産は14時間かかり本当に苦しかったですが、よく言われるように産んだ後は痛みを全て忘れ、スッキリしました。
そして、
「男の人って偉そうだけど、全然役に立たないな」
「ダメなことはダメと言おう。私がしっかりしなきゃ。」
と、肝っ玉母ちゃん精神が宿ったのです。間違えたかな?
それと同時に、
お産で苦しんだり暴言を吐く見苦しい私の姿を見ても、幻滅することなく
「ありがとう!お前すごいよ!」と褒めてくれた夫のお陰で、
我慢しないで自分の気持ちを伝えても、受け止めてもらえるんだ!
と、思えるようになったのです。
それからは夫に対して怒ってばかり(^^;
でも当初、怒り慣れていない私は、怒った後に逆ギレされると落ち込んでしまい、すぐに謝っていました。
すると優しい夫が「お前は悪くないよ。100%俺が悪いんだから、謝らなくていいんだよ。俺のはただの逆ギレだから。」と言ってくれるので、私は少しずつ調子に乗ってしまったのかもしれません。。
そうそう、私には反抗期が無かったらしいのですが、それを断言していた母が、産後の里帰り中にこう言いました。
「反抗期きたね。今が反抗期だよ!」
がーん。
アラサーで反抗期がくるとは。。
最近の私が夫に怒る理由は、正当なものを超えているかもしれません。
例えば、
◯「あなたは子ども達の寝かしつけという育児分担をしているつもりかもしれないけど、ベッドの上でスマホ動画見せるだけで子ども達より自分が先に寝てるから、それは寝かしつけじゃない!その後いつも私がスマホを取り上げて泣き叫ぶ子ども達をなだめて寝かしつけしてるんだから!」
◯「いつも私が食器洗いをしてる。自分で洗わないんだったら、柿ピーをわざわざ皿に出して食べないで!」
など。
また、世の中に対しても怒りが向くようになってしまいました。
例えば、昨年家を新築したばかりなのですが、
◯「うちはルールを守っているのに、お隣は敷地を越えて自転車を置いてる!」
◯「壁紙の貼り方が汚い!」
など。
口には出しませんが、「なんで私ばっかり。」「ずるい、ずるい。」と思うのが癖になっていました。
そして、ようやくわかりました。
夫曰く、私の怒っている内容は「おばちゃんのクレーム」だそうです。
いけない、いけない!
クレーマーになるところだった!
教員の癖に、このままいくとモンスターペアレントになるところだった!
発令します!
クレーマーになりません宣言!!
「でも大丈夫。」という夫。
「お前は内弁慶で、俺以外には文句を言えないから。」
だ、そうです。