力を抜いた働き方。
昨年の今頃は、毎日泣いていました。
忙しいだけなら、クタクタになりながらも笑っていたと思います。
平日は根性で乗り切って、
週末に英気を養って、
「さぁ、明日から1週間頑張ろう!」
と明るく月曜日を迎えられたはず。
でもその頃は、平日いつも心が苦しくて、
週末もずっと悩んでいて、
「明日からまた辛い1週間が始まる。」
と胸が張り裂けそうになっていました。
職場では休む間もなく働き尽くし、
家では息子達を寝かしつけてから深夜の2時まで持ち帰りの仕事をするのが日常でした。
保育園の登園はいつも一番最初。
降園もほとんど一番最後。
だからあまり他の友達と遊んでいる様子が見られず、
いつもポツンと兄弟2人に寂しい思いをさせていました。
忙しすぎて悩みの原因がわからず、
家ではいつも余裕をなくし、家族に当たることもありました。
寝かしつけの時に無理して優しい声で歌っていると、
「ママもう泣いてない?」
と言われ、息子達に気付かれていたんだと知り、ボロボロと涙を流したこともありました。
子どもの前で泣くなんて、親失格ですね。
「怪我して痛いから」
「悲しいことがあったから」
と説明できれば良いのですが、息子達に伝えられるような理由はありませんでした。
苦しさが爆発した5月中旬。
頭を整理したら、原因は人間関係だということがわかりました。
今冷静になって考えてみると、その相手がおかしなことを言っていたので、私が受け流していれば良かったのですが、子育てとの両立で迷惑をかけているという負い目から、いつも申し訳ない気持ちで謝ってばかりいました。
自分で言うのも何ですが、真面目すぎる性格のため、謝るだけでなく心まで自分で押しつぶしていました。
時短の分は給料を引かれていましたので開き直ることも出来たのですが、そうもいかない性格で。
周りから、「気にしすぎだよ」
と言われるほど、責任を感じ過ぎていました。
ていうか時短なのに保育園最初から最後って。
この仕事量って。
。。。
ごめんなさい。
途中から言い訳していました。
職場を変えた理由が『子育てとの両立が難しかった』と言うのは嘘ではありません。
でも、よーく考えると、やっぱり人間関係が一番の理由なんです。
その人のせいにしたくないし、
私も人間関係から逃げたと言うのが悔しくて、
言葉にしないようにしていましたが、
人間関係が辛かったんです。
人間関係って一番大事なんですね。
そして、私は今年、正規教諭を辞め、
別の学校で非常勤講師を始めました。
はっきり言って授業数は昨年より多いです。
でも、肩の力がすーっと抜けました。
心に余裕ができて、息子達にもしっかり心を向けられるようになりました。
昨年見られなかった分を取り戻そうと、
寝顔をずーっと見ています。
「今日も寝顔をたくさん見るぞ!」
と意気込むと、寝かしつけは全く苦痛ではありません。
寝かしつけた後に仕事をする必要がなくなったから、寝落ちしても大丈夫です。
(今日は寝かしつけた後にこのブログを書いていますが。)
そして、明日の出勤を楽しみにしている自分がいます。
正規教諭を辞めたこと、人からは「もったいない」と言われますが、私は人生に置いて大切な時間を苦痛なものにしてしまった昨年の方が「もったいない」と思っています。
まぁ、昨年の苦痛があったからこそ、今を幸せと感じることができているのだと思います。
力を抜いた働き方。
フルタイムでも上手にできる人はいると思いますが、私には無理でした。
心にできたその余裕で、
家族を大切にし、
自分を大切にしたいと思います。
発令します!
肩の力を抜いて、かわりにインナーマッスルを鍛えます宣言!
最近、筋トレする時に息を吐きながら力を入れることの意味に気づいたんです。
息を止めていると、肩や首に力が入っちゃうからじゃないですか??